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《インヴェンション》には原典版から解釈版まで様々な楽譜があります。
a)原典版にも表記法から内容に微妙に相違があり、何を基準に選ぶべきでしょうか。
b)解釈版の解釈も千変万化といってよい状態で、いったいどれを参考にすべきか迷うばかりです。
c)これに決着を付けるべく(音楽探偵ホームズこと私は)この研究を始め、そこで得た結論はバッハの指導がいかに創造的で柔軟だったか、ということです。特に書き記された装飾音やスラー等にそれがよく表れています。
d)基本をマスターすれば直ちに創造的芸術的表現へ……、これこそがバッハの目指した指導法だったのです。それは指導対象者の年齢やレヴェルで柔軟に変えられました。そのことの理解なくして《インヴェンション》の指導はあり得ないし、原典版を使いこなせません。《インヴェンション》第1、第7番を導入に用いて、バッハの右脳的指導法に迫ります。
■参考楽譜
『ピアノ講師バッハ―教育的から見た《インヴェンションとシンフォニア》の演奏法』
ウィーン原典版『バッハ インヴェンションとシンフォニア』(以上、音楽之友社)
ベーレンライター原典版『バッハ インヴェンションとシンフォニア』
当日会場にて販売致します。
■講師:村上隆プロフィール
北海道札幌市出身。
昭和48年桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業。
故井口愛子、故森安芳樹、林靖子の各氏にピアノを、高橋冽子氏に和声学を師事。現在、東京音楽大学教授、(財)日本ピアノ教育連盟(JPTA)評議員、(社)全日本ピアノ指導者協会(PTNA)正会員。
卒業後、演奏活動と後進の指導に携わり、門下生から日本音楽コンクール等入賞者を輩出している。その傍ら、J.S.バッハ《インヴェンションとシンフォニア》を中心とした研究に取り組み、「その成立史と決定稿に関する孝察」を始めとする論文を発表。また、ビデオ「ピアノへの招待」シリーズ「バロック編」(ソーケン通商)を監修し、演奏と解説をも担当。楽譜『ドビュッシー』(春秋社)のペダルと運指を担当。
「ムジカノーヴァ」や「レッスンの友」などの音楽雑誌への寄稿も数多い。
JPTA、PTNA、日本クラシック音楽コンクール、川口市青少年ピアノコンクール、グレンツェンピアノコンクールなどで審査員を務める他、全国各地で《インヴェンションとシンフォニア》《ピアノ体操》を中心とした講演や公開レッスンを行う。
近著に『ピアノ講師バッハ―教育目的から見た《インヴェンションとシンフォニア》の演奏法』(音楽之友社)、『はじめてのピアノ体操―模範演奏CD付』(リットーミュージック)がある。
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