ヤマハミュージック 池袋店
大人から始めるピアノ「クラビノーバCSPシリーズ」を弾いてみました!

第1回 はじめての電子ピアノ
1.自己紹介
皆さま初めまして!
ヤマハミュージック 池袋店鍵盤担当の谷尾と申します(下写真赤丸)。鍵盤担当ですが、昔弾いていたのはバイオリンでピアノはほとんど弾けません。 そこで、ヤマハ電子ピアノの様々な機能を駆使してピアノを弾けるようになりたいと思い、クラビノーバシリーズの中で一番新しいCSP150を実際に体験してみました。全3回を予定しておりますが、今回は第1回目ということで、クラビノーバ CSPの機能の説明を交えながら体験の様子をレポートしていきます!
2.クラビノーバとは?CSPとは?
クラビノーバとは、鍵盤楽器を意味するラテン語"Clavier"と、新しい物を意味する"nova"を組み合わせた造語で、ヤマハの「音」へのこだわりを存分に詰め込んだ人気の電子ピアノです。2017年発売のCSPシリーズは、お手持ちのスマートフォンやタブレットに無償のアプリ「スマートピアニスト」をダウンロードすることで、簡単に音色変更や伴奏譜表示が可能になります。クラビノーバ CSPシリーズには、主に鍵盤とスピーカーの質が異なるCSP150とCSP170の2機種がありますが、今回は店頭に展示しているCSP150を中心に紹介していきたいと思います。

3.ヤマハ電子ピアノ「クラビノーバ CSPシリーズ」でできること
ピアノルーム
ピアノルームの画面では、ピアノの音に関して、様々な調節ができます。たとえば、音律のHz(ヘルツ) やピアノの響き方(コンサートホールや教会、スタジオなど)、鍵盤のタッチ感などを変えることができ、それらを組み合わせることでお好みの音を作り出すことができます。
ソング機能では、スマートピアニストに内蔵されている曲や、端末に保存されている曲の伴奏譜の表示・再生をすることができます。さらにその中から選んだ曲の伴奏を再生したり、片手だけで再生したりと、誰でも簡単にピアノの演奏・練習が楽しめます。クラビノーバ CSPシリーズには、ストリームライツと呼ばれる、楽譜に沿って赤と青の光が鍵盤上部に流れてきて、どの音の鍵盤を弾けばいいか教えてくれる機能が搭載されています。楽譜が読めなくても、このストリームライツが弾く鍵盤とタイミングを教えてくれるので、簡単に演奏することができます。

クラビノーバ CSPシリーズでは、ピアノをはじめ、オルガンやギター、サクソフォンなど、様々な楽器の音色で演奏することができます。様々な音色はボイス機能から選択できます。また、88鍵盤の中で範囲を決めて、低音部(レフト)はウッドベースの音、高音部(メイン)はピアノの音など、音域によって二つの音色を設定したり、一つの鍵盤から二つの音を同時に出すことが出来ます(レイヤー)。

クラビノーバ CSPシリーズでは、お好みのジャンルのリズムや伴奏を流しながら自由に演奏することが可能です。クラビノーバ CSPでは自分が弾いた演奏のコードを解析して自動で伴奏(ベースやバックコーラスなど)をつけてくれるので、まるで他の楽器とアンサンブル(セッション)しているかのように演奏を楽しむことができます。

自分の演奏を録音して、楽譜を表示することも可能です。マイクをつなげば声も入力できるので、自分が弾いた演奏と声を合わせて多重録音も行うことが出来ます。
iTunesなどの音楽アプリで自分が持っている音楽データを、楽譜やコードで表すことができる機能です。たとえば自分のiPhoneの中に弾いてみたい曲があったとします。クラビノーバ CSPなら、アプリ上にその曲を読み込めば、伴奏譜を表示してくれるだけでなく、伴奏に合わせて自分も演奏に参加し、セッションすることができます。好きなアーティストの一員になったような気分になれますね!
4.「ソング機能」を体験してみよう
- まずはソング機能を体験してみました。アプリを起動すると下のような画面が出てきます。今回は「ソング」内にある「ポピュラー50選」の中からバラード曲の定番「枯葉」をセレクトしてみました。最初は「guide」機能を使ってみます。この機能は演奏者が正しく鍵盤を弾くのを伴奏が待ってくれるという、初心者に優しい機能です。私のたどたどしい演奏でも無事に最後まで演奏することができました。
- 次はパートキャンセル機能を使って右手だけ練習してみました。この機能を使うと、右手、または左手パートをクラビノーバ CSPが演奏してくれるので、あたかもピアニストのように両手で演奏している気分になれます。これなら片手ずつ演奏できるので、苦手なパートだけを練習できますね。
- 最後に、ソング機能でご説明しましたストリームライツ機能を使って伴奏に合わせて弾いてみました。ちょっと間違えながらも…なんとか弾き切りました。今回選んだ「枯葉」は優しいアレンジになっていたので、ゆったりとしたテンポで楽しく弾くことができました。ストリームライツは速い曲になると赤と青の光でいっぱいになるので、個人的には難しいと思いました。もっと練習します!

5.終わりに
今回は、ヤマハ電子ピアノ「クラビノーバ CSPシリーズ」の簡単な機能の説明と私のCSP150を体験した様子をお伝えいたしました。いかがでしたでしょうか。クラビノーバ CSPシリーズは初心者の方から経験者の方まで幅広く楽しめる素敵な電子ピアノです。ぜひ店頭で実際に体験してみてください。
次回はクラビノーバ CSPシリーズのさらなる魅力をお伝えするため、ボイス機能やピアノルームを体験していく予定です。ぜひ次回もご覧ください!

第2回「枯葉」をマスターしよう!
1.ごあいさつ
皆さまこんにちは。ヤマハミュージック 池袋店 鍵盤担当の谷尾です 。「クラビノーバCSPシリーズで弾いてみました」の第2回は、前回も演奏しました「枯葉」という曲をCSPシリーズが持っている様々な機能を駆使して演奏してみたいと思います。
2.「枯葉」について
3.ヤマハ電子ピアノ「クラビノーバ CSPシリーズ」でできること
4.スタイル機能

5.かっこよく演奏!
- まずは「ソング」機能から「枯葉」を選択。ここでパートをすべてオフにします。このまま再生ボタンを押すと、何も音は流れませんが楽譜は進んでいきます。もちろん自分の弾いた音はしっかりと出ます!

- 続いて、「スタイル」から「アコースティックジャズ」を選びます。この時点ではまだ再生は押さずに「ソング」に戻ります。
- それではレッツスタート!「枯葉」を再生したら「スタイル」画面でも再生ボタンを押して、また「ソング」場面に戻ります。こうすると、枯葉の曲を楽譜で確認しながら、ジャズスタイルで練習ができます!リズムに合わせて演奏していると、ほんとに自分が誰かと一緒にセッションしている気分になりとても楽しいです。
- ジャジーなリズムに合わせて練習し、ちょっと自信がついてきたので(?)今度は楽譜を見ずに弾いてみようと思います。「ボイス」画面から「メローピアノ」「リアルストリングス」を選びます。

- 次に「スタイル」画面から「クールピアノジャズ」を選びます。リズムに合わせて自由に「枯葉」を演奏してみました。「枯葉」は比較的メロディが覚えやすく簡単なので、すぐに楽譜がなくても弾けるようになりました。クラビノーバ CSPシリーズでは色々なセッティングで演奏ができるのでとても楽しいです。
第3回 これであなたもCSPマスター
1.ご挨拶
こんにちは。ヤマハミュージック 池袋店、鍵盤担当の谷尾です。春、新しいことを始めるこの季節。2017年10月に発売されたクラビノーバ CSPシリーズの基本的な性能を実際の体験を交えてご紹介してきましたが、今回はクラビノーバ CSPシリーズを使って音楽をもっと楽しむことができる機能をご紹介したいと思います!

ピアノを弾きたい、練習したいと思ったときに、楽譜を探すのが大変!楽譜を読むのも苦手!と思う方は多いのではないでしょうか。今回紹介するのは、スマートフォンなどのデバイス上にあるオーディオデータを解析して、伴奏譜にすることができる機能、「オーディオトゥースコア」です。この機能を使えば、自分がいつも聞いている好きな曲の伴奏譜を作り、曲を流しながら演奏を行うことが可能になります。しかも、弾く鍵盤を教えてくれる「ストリームライツ」機能を使えば楽譜を読めなくても好きな曲が弾けるようになるんです!
2.オーディオトゥースコアの機能
それでは、このオーディオトゥースコアの機能をつかって、私のスマートフォンの中にあるBill Evansの”Green Dolphin Street”を演奏したいと思います。
- まずはスマートデバイスに接続して、アプリ「スマートピアニスト」を起動します。そして、「ソング」機能の「メディアライブラリ」から弾きたい曲を選択します。すると、このアプリが数十秒で曲を解析して 伴奏譜を作ってしまうんです!

- さらに、伴奏譜は1パターンだけではなく、曲調にあわせて40種類から選ぶことができます。方法は簡単です。作成された譜面の右上にあるアイコンから「アレンジ」を選択。今回はジャズということで、「ジャズ3」を選択。Bill Evansのピアノに合わせて楽しく演奏したいと思います。

- 演奏して私が一番感じたことは、とっても勉強になるなということです。コードがどういう風に進行していくかを、楽譜を見ながら、そして演奏に参加しながら感じることができて、とってもジャズを知った感じがでます。そして簡単にセッションのようにBill Evans と演奏ができてとっても幸せになれます。ほかにもいろんなアーティストの曲を演奏してみましたが、すぐに楽譜を作成でき、かつ「ストリームライツ」で鍵盤を押さえる場所を教えてくれるので、ずっと楽しんでいられます。
もちろんこの演奏を録音して、保存することも!Bill Evansとセッションした私の音源の誕生です。このように、クラビノーバ CSPシリーズがあれば自宅で簡単にセッションを楽しむことができ、音楽への理解も深まったような気がします。

3.終わりに
最後になりますが、クラビノーバ CSPシリーズは電子ピアノとして、ピアノを楽しむだけでなく、音楽を最大限に楽しむことができる画期的な楽器です。技術が進歩して楽器にもたくさんの機能が付くようになりましたが、機能は使ってこそ役に立つものだと思います。ぜひ、皆さまの希望と用途に合った楽器を選んでください。クラビノーバ CSPシリーズはそういった意味でも老若男女、ジャンルの垣根を越えて楽しめる電子ピアノです。ぜひ店頭のCSP150を弾きに来てみてください!最後までお読みいただきありがとうございました。ご来店心からお待ちしております。
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株式会社ヤマハミュージックリテイリング
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