ヤマハミュージック 池袋店
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クラシックピアノ輸入楽譜
隠れた名曲&おもしろ楽曲発掘!
クラシックピアノ輸入楽譜
隠れた名曲&おもしろ楽曲発掘!
開催日時 | 2021年10月15日(金)〜2021年11月30日(火) 11:00〜18:30 |
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会場 | 2F 楽譜CD |
ベートーヴェン:ロンド・ア・カプリッチョ ト長調 Op.129/原典版/Irmer編/Lanpe運指
通称「失われた小銭への怒り」。小銭をなくした程度でその感情を曲にできるなんて大物作曲家はレベルが違うなぁ、と思いきや、このタイトルはベートーヴェン本人がつけたものではないそうです。
作品番号だけ見ると後期の作品のように感じますが、実はベートーヴェンが20代の頃に作曲した曲で、生前出版されることはありませんでした。
「失われた小銭への怒り」というタイトルはおそらくベートーヴェンの死後楽譜が出版されてからついた俗称ですが、誰がどのような経緯でこのタイトルをつけたかは不明です。
2分の2拍子の早いテンポの中で何度もコロコロと転調するので、確かに小銭をなくして情緒不安定になっている人の様子に聞こえなくもない…!?
シャミナード:アラベスク Op.61
ドビュッシーやラヴェルと同時代に活躍したフランスの女流作曲家、シャミナード。経済的に自立した初めての女性作曲家と言われており、香水会社とのコラボレーションなども行っています。
そんなシャミナードのコンサートピース「アラベスク」は流れるように美しいメロディーとショパンを彷彿とさせるような繊細なハーモニーが印象に残り、人気が高まりつつあります。
中級程度のレベルなので発表会やアンコールの1曲としてもおすすめです!
シベリウス:10の小品 Op.24より カプリス
打ち付ける雨音のような早いテンポの連打が特徴的な作品。スピード感があり激しめの曲調なのでとても聴き映えがする曲なのですが、実は譜読みの難易度はそこまで高くなく「ローコスト・ハイリターン」な1曲です。
譜読みだけなら中級以上のピアノ学習者であれば初見でも弾ける程度なので「譜読みは苦手だけど激しい曲調のかっこいい曲を弾いてみたい」という方におすすめの1曲です。
ただし高速連打や連続4和音での進行などが多く、テクニック自体はそれなりに高度なものが求められるので「譜読みが完了した後、曲を作り込んでいく」という過程にはしっかりと時間をかけたい1曲です。
※楽譜の表紙デザインは変わることがあります。
サティ:官僚的なソナティナ/原典版/Kramer編/ロジェ運指
この曲を弾こうと練習を始めたら、多くの方が「あれっ、この曲知ってる…」と思うはず。実はこれ、クレメンティの「ソナチネ ハ長調 Op.36-1」(ソナチネアルバム第1巻第7番)のパロディなんです。全楽章を通してほぼ原曲そのものと言っても過言ではありません。
楽譜の行間には詩がつけられており、役所勤めの一人の男の1日を綴っています。
1楽章ではウキウキしていたものの、2楽章では昇進に悩み、3楽章では隣人が弾くクレメンティのソナチネを聴いてなぜか退職を決意するというシュールな内容です。
連弾による「ハッピー・バースディ」変奏曲
あの「ハッピー・バースディ」がテーマと4つの変奏曲で連弾に!変奏曲がそれぞれ凝っていてとても面白いです。
お誕生日のクラスメイトが居る日、サプライズで唐突にこの曲を教室のピアノで弾き始めたらとても盛り上がりそうです。
以下、ざっくりした曲の流れを解説!
【テーマ】
まずは普通にサラッとハッピー・バースディを演奏。
【変奏曲1】
スローテンポでなぜか短調。お誕生日というよりむしろ葬式風。
【変奏曲2】
唐突に「ラデツキー行進曲」で始まるマーチ風のハッピー・バースディ。
【変奏曲3】
チャイコフスキーの「花のワルツ」を思わせるような華やかなワルツ調。綺麗です。
【変奏曲4】
タンゴ風にアレンジされたハッピー・バースディ。ラストは元気に「オレ!」と叫んで終わりたい。
※製品の色は実際の色と若干異なる場合があります。
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