ヤマハ銀座店
ディスクラビア・エンスパイア リモートレッスン
トライアル企画として、ヤマハの自動演奏機能付きピアノ「ディスクラビア・エンスパイア」をヤマハ銀座店・ヤマハミュージッック 大阪なんば店・仙台店に置き、インターネットで繋いだリモートレッスンを2021年6月26日(土)に実施しました。黒河好子氏を講師に迎えた昨年10月、鈴木弘尚氏を講師に迎えた今年の1月に続き3回目となるリモートレッスンで、今回は東京音楽大学ならびに東京藝術大学音楽学部にて後進の指導に注力されている浜野与志男氏を講師にお迎えしました。
3会場それぞれに設置された「ディスクラビア・エンスパイア」(銀座店:CF3S-ENPRO 大阪なんば店:C3X-ENPRO 仙台店:C3X-ENPRO)を接続し、いずれかの会場での演奏が他の2会場のピアノでもリアルタイムで再現されるようにセッティング。映像と会話はMicrosoft Teamsで接続しました。
大阪なんば店での受講生は衣斐桜秋さん(高校1年生)で受講曲は「リスト:パガニーニ大練習曲6番」。仙台店での受講生は深田健成さん(高校2年生)で受講曲は「ヴィラ=ロボス:ブラジルの詩より第2曲 吟遊詩人の印象」。それぞれの受講生の方にまず受講曲を通して弾いていただくと各会場で聴講されていた方からの拍手が沸き起こりました。銀座店では浜野氏が受講生の演奏を聴きながら細かくメモを取られており、曲全体の解釈の仕方や、小節ごとの奏法のポイントを受講生に丁寧にアドバイスをされ、受講生のお2人も熱心にメモを取りながら弾き直しを繰り返す姿はリアルのレッスンさながらで、それぞれ50分のレッスン時間で演奏がみるみる変わっていきました。また、大阪なんば店には、「ヤマハの『ディスクラビア・エンスパイア』を海外とのレッスンなどに活用することが出来ないか」と、以前より高い関心を寄せられていた先生方もご来場されました。
終了後、大阪なんば店で受講された衣斐桜秋さんは「リモートで浜野先生とコミュニケーションを取るのに問題は感じず、先生のご指導・アドバイスの演奏も含め、普通にレッスンを受けることができました」と感想を寄せられ、仙台店で受講された深田健成さんも満足された様子で、会場に来ていた同門の生徒さん達にも「このピアノすごいピアノなんだよ...」と、まるで営業マンのように解説をされていました。深田さんをご指導されている先生からは「音色の違いもはっきりとわかり、やはり生のピアノの音で聞けるのは非常に良く、想像していた以上の内容でした」との評価をいただきました。
このリモートレッスンに先立ち、講師役を務めた浜野氏からは「想像を超えるペースでアップデートが続く通信技術を、これからの音楽活動において大いに活用できると考えています。(中略)以前から市場に提案されていたヤマハ『ディスクラビア・エンスパイア』の技術は、音楽業界における新しいトレンドに最適な形で適応しており、私たち音楽家、指導者をエンパワーする可能性をもっています。年々進化を続けるヤマハの技術に助けられながら、若い音楽家のお二方と音楽を通して対話する機会を大変楽しみにしています」とのコメントをいただいており、実施後は「銀座、大阪、仙台の3地点でヤマハの皆さまに強力にサポートいただき、通信のクオリティを不安に思うことなく安心してマスタークラスを終えることができました。世界のあらゆるところで“学びたい”気持ちと “伝えたい”思いをヤマハの技術がつなぐ機会が増えるよう願い、今後の展開を楽しみにいたしております」と感想を寄せていただきました。
今後もトライアルとしてヤマハミュージックのお店を中心に、ヤマハ自動演奏機能付きピアノ「ディスクラビア・エンスパイア」を活用したリモート企画を継続的に行ってまいります。